←あ、テーブルの脚台が変…許されて
さて、こっからが事件です。
←あ、テーブルの脚台が変…許されて
さて、こっからが事件です。
マリコ先輩は、なんだかんだ言いながらも、C奈さんの話しを聞いて動いてくれます。
マリコ先輩が、泣いてばかりのC奈さんの意を上手に汲み取ってくれてますが、たいていの会社はこんなカンのいい人が周りにいてくれたりはしません。
言いたい事を言えず、「こいつ、変!」扱いされて終わり。
落ち着いた後から、「違ったと思ってたの」と、言っても、
「なら、そのときに言えばよかったでしょ!」
と、言われて終わり…かな。
こんな風に、じっくり話しを聞いてくれるとか、何を言いたいのかピンときて汲み取ってくれる人が、自閉症当事者のそばにいてくださると助かります…。
たとえ、障害者として就職していたとして、ジョブコーチがついていたとしても、そう簡単に意を汲み取ってくれるわけではない。
本人にも、人に伝える… という力を養う必要があるのですが…。
なかなか、その場の即座の対応を苦手とする障害でもあります。
脳が、その場の即座の「選択」「比較」を苦手とする。
脳が、物事の全体を把握できないために、正しい判断が導き出せない。
という障害でもあるからです。
←一応、この場では
「目離しできない。面倒見切れない」
と愚痴ってるマリコ先輩なのですが、
それでも、泣いてるC奈さんの話しを聞いてくれる…。面倒見のいい方のようですね。
そして、こうした個人的感情と仕事とは切り離して考えることができる人のようです。
こういう方は、ひとりひとりの「個性」を大事に見てくれる人です。
そして、そういう方にとっては、相手が健常者だろうが障害者だろうが、関係ありません。ひとりの「個人」でしかないからです。