発達障害のケアレスミス
私も、仕事をしていて気づいたのですが、
この人は完全定型発達だろうと思える人の仕事って、
きちんと自分がミスりやすいポイントをしぼって、見つけるのが上手なんですよ。
そこをおさえておけるから、ミスが少ない…。
誰だってミスをしない人はいません。
何度か叱られる内に、自分のミスしやすいポイントに気づき、気をつけることができる。
このポイントなしで、仕事をすると、
全部を見なきゃならなくなりますね?
そうすると、ミスが多くなって当然なんです。
さらに、発達障害者は、一度に多くのことができなかったりします。
これを気をつけようとすると、こっちが抜け。
こっちを気をつけようとすると、あっちが抜け…。
Aのポイントを叱られました。Aを気をつけようと頑張ります。
Bのポイントを叱られました。Bを気をつけようと頑張ります。
最終的に、Dまで行ったころには、
すっかりAのことは抜け落ちてます。
そしてふりだしに戻る…エンドレス…。
結果として、
「何度同じことを叱られてると思ってるの?」
「何度同じところを間違えれば気が済むの?」
いい加減、覚えてちょうだい!!!」
と、叱られる…。
発達障害者のケアレスミスの多さは、
こんな原因もあると思います。
漫画の中でのお仕事は架空の仕事ですので、書類の書き方か何かを例にとってますが、なんの仕事にでもあてはまると思います。
そして、仕事によっては、発達障害だから順番にゆっくり、ひとつひとつ…なんて言ってられません。
障害者就労をしている人も少ないアスペルガー。
健常者並の作業を要求されることもあるでしょう。
もし、 「自分はミスが多いと叱られてばかり…」と嘆かれる当事者の方がいらっしゃったら、
ケアレスミスの多さの一因に、こんなこともあるかもよ…ということで書いてみました。